中央図書館では9/12に予定している講演会「むかわ竜を学ぼう」と連動して、図書館全体で恐竜をテーマにした展示を行っています。
それぞれ力作の展示なので、ぜひ一度見に来てください。
展示では恐竜関連の本がたくさん集められていますが、今回はそこから少し切り口を変えて、”恐竜以外の古生物”についてのお話をご紹介します。
今回の講演タイトルにも入っているむかわ町は、むかわ竜の発見以前から化石の街として有名でした。
特に名前を広げたのが、ホッピーことホベツアラキリュウの化石です。
一見すると恐竜に見えますが、実は古生物学ではホッピーのような首長竜は恐竜に含まれないのです。
しかし、復元された全身骨格模型は大迫力で、博物館のお客さんを歓迎してくれます。
実は北海道は、アンモナイト化石がたくさん発見される土地でもあります。
アンモナイトというと上の資料の様に、きれいに渦をまいた姿を想像しますが、中には変わり種の種類もいます。
下の本の表紙の真ん中に、なにやらグネグネしたイラストがありますが、これもアンモナイトの一種です。
こちらの変わり種のアンモナイトは「ニッポニテス・ミラビリス」という名前です。
日本における”化石の日”(10月15日)制定に関わっていたり、日本古生物学会のシンボルであったりと、かなり華やかな経歴のアンモナイトでもあったりします。
化石と言うと博物館で見学するものと思いがちですが、きちんと探せば個人で見つけることも十分可能です。
上の本では北海道内も含め、全国の各地で化石探しを行った記録が書かれていますが、内容は実に多彩です。
アンモナイト、魚、ウニ、サンゴ、鮫、三葉虫と本当に色々な種類の化石がでてきています。
今回の展示や講演会で、古代や古生物に興味を持たれた方は、恐竜も含め古生物を調べてみるのはいかがでしょうか。